近郊旅行してみた(藤沢編)
生涯学び屋
とか意識高いブログ名を掲げつつも、こないだやって楽しかった近郊旅行の記録を残してみる。
前置き
もともと自分の両親・弟、そして妻と5人で旅行を計画し、平日に有給休暇を取っていた。ところが、2022年1月になるとオミクロン株が猛威を奮い始め、1月末の旅行はキャンセルとなった。 有給休暇を取り消して働いてもいいが、ひとりになりたい気分だったのでひとりで近郊旅行することにした。誤解ないよう言及するが、妻とは仲良く暮らしていて、「何となくひとりでぼーっとしたい」そんな感じだった。
藤沢
近郊旅行第一回の目的地は藤沢である。藤沢を選んだ理由はいくつかある。
- 自宅から1時間半以内で行ける
- 楽しいランニングコースがある
- 街をぶらぶらしたら面白そう
有給休暇日の早朝、5時過ぎに起床して藤沢へ向かった。
自宅から藤沢へは下りの路線となる。早朝だし人が少ないと思いきや、ぼちぼち乗客がいるのが意外だった。座れるレベルではあるが、地方出身の自分としては「まあまあ人が乗っているな」と感じるレベル。
藤沢ランニング
7時頃藤沢駅に到着し、コインロッカーに荷物を預ける。ランニングウェアを着て自宅を出発したので楽ちんだ。
荷物を預けたら小田急江ノ島線のホームへ向かう。こちらの電車はいたって平穏だった。
10年ぶりくらいの片瀬江ノ島駅で思い出に浸りながらランニングを開始する。
晴れて風も強くなく絶好のランニング日和だった。なによりも、綺麗に富士山を見ることができたのが嬉しい。
気軽にこの景色を見れる藤沢市民は贅沢だな、などと思いながら走っていた。
一通り海岸を走って満足すると、境川沿いに藤沢駅へ向かう。
住宅や公園、学校のそばを走りつつ、街を眺めていた。
藤沢駅に到着しゴール。7.2kmだった。仕事+学校で忙しくなりマラソン大会に出場することがなくなった今は、これくらいのジョギングがちょうど良い。
駅のコインロッカーから荷物を取り出し、快活CLUBへ向かう。下調べしたところによると、快活CLUBはシャワーが無料だった。
駅前の快活CLUBは綺麗な内装で、シャワー室も広くとても満足できるものだった。ネットカフェなので無料ドリンクもある。
それでいて250円/30分と破格。ランニングステーションがない土地での有力代替手段である。むしろランステを超えるかもしれない。
湘南散策
シャワーを浴びてすっきりした時点でまだ午前9:30である。なんという贅沢な時間の使い方。
これから朝ごはんを食べに行く。軽くググったところ、8LOUNGEというホテルに併設されているカフェで朝食を食べられるとのことでそちらへ向かった。
8LOUNGEはサードプレイス的な雰囲気で宿泊者の年齢層も低い感じのホテルだった。「湘南っぽいな」とか思いながら朝ごはんを食べる。
休暇ではあったが、その日のうちにやらねばならない仕事があったので、30分だけ仕事をした。
朝ごはんの後は特に予定を立てていない。「何しようかな〜」と駅へ向かっていたところ、江ノ電の看板が目に入った。
頻繁に海外旅行していた時は、あてもなくローカルの電車やバスに乗ってぶらぶらするのが好きだった。
藤沢でも同じことをしてみる。
何となく鎌倉駅へ行くことにした。
江ノ電、外観や編成車両数の少なさから京阪石坂線を彷彿とさせる。
— のこの (@no_ko_no) 2022年1月31日
海と湖の違いはあれど水辺を走ったり、一部路面区間あったりと共通点多い。
ぎゅうぎゅうになりながら江ノ電で通学してる高校生見ると石坂線で通学してた時代を思い出す。 pic.twitter.com/8gQWoY6NPa
平日午前の江ノ電は地元の方とわずかな観光客しか乗客はおらずとても快適だった。
電車から江ノ島や相模湾を眺めつつ本を読んでいたら30分ほどで鎌倉駅に到着した。記憶が正しければ2011年以来の鎌倉駅。つい先日のようだ...
特に行きたいところはないので駅前の観光地図を眺め、結局安定の鶴岡八幡宮へ行くことにした。
参道沿いの商店街はそこそこ観光客がいるが、関東が誇る観光地の一つとしてはやはり寂しい。
鶴岡八幡宮へ参拝する前に、すぐそこにある鎌倉紅谷でクルミッ子をお土産に買う。転売されていると噂で聞いていたけど、どうやら本当のようでレジには転売禁止の札が立てられていた。
鶴岡八幡宮での参拝を終えたらバスで大船駅へ向かう。
ここでも「ローカル線でぶらぶらしたい」欲が掻き立てられた。このバス路線は特筆すべきものはなかったが、バス広告に葬儀場のものが多く、乗客のデモグラを考えてしまった。
30分ほどで到着した大船は思っていたより大きな街だった。駅にはルミネがあるし、駅前の商業エリアは下町風情で賑わっている。
新鮮な生鮮食品を扱う市場的なものもあり、ぶらぶらするのが楽しい街である。ここで昼ごはんに海鮮を食べるかどうか迷ったが、藤沢駅に目当ての店があるので藤沢へ帰ることにした。
午後の過ごし方とご飯
藤沢の目当てのお店とは「魚つる HANARE」。Googleマップで適当に見つけた高評価のお店で気になっていた。
注文した定食は天ぷらも刺身も美味しくいただけた。鹿児島旅行で甘い醤油に出会ってから、甘い醤油で刺身を食べないと物足りなく感じる口になっていることに気づいた。
お昼ご飯を食べたらカフェで作業しつつホテルチェックインまでの時間を潰す。平日昼間のカフェは年配の方と受験勉強をしている学生が混じっていて、自分にとって新鮮な雰囲気だった。 コロナ禍を感じさせない人気っぷりでもあった。
宿泊したホテルはアルモントイン湘南藤沢(楽天トラベルで4,000円/泊)。割と新しく綺麗で快適なホテルであった。駅前で立地もとてもよい。 聞きなれないホテル名だなと思っていたけど、どうやら法華クラブグループのようだった。法華クラブよりは良さそうに聞こえる名前だ。
晩御飯までは部屋で本を読んで過ごす。大学院にて二年次に所属しようとしているPBL(研究室のようなもの)の教授が『リーン・スタートアップ』推しの方なので、それを読み進める。
「起業するつもりないし」と今まで読んでなかったが、起業関係なく仕事に役立つ内容だった。初版から10年近く経った今も有効である。
17:30頃、少し早めの晩御飯を食べにホテルを出る。こちらもお目当てのお店があった。
ひとりなのでお金をかけずにサッと飲み食いしたいと思って見つけたお店。
たこ焼きの立ち飲み屋さん。
先客は40代くらいの男性2人と大学生らしき女性2人だった。女性たちは店員さんと顔馴染みらしく楽しそうに話をしていた。地元の立ち飲み屋という感じがする。
たこ焼きは柔らかいタイプのもので、個人的に好きなたこ焼きだった。
東京でよく見る銀だこは外がカリカリだが、大阪府出身の自分にとっては、たこ焼きとはやわやわで崩れそうになりながら食べるものである。
1日の終わり
お酒弱いので1杯だけ飲んだらお店を後にして、藤沢駅周辺をぶらぶらする。
ちょうど帰宅の人たちで混み合う時間帯で人が多かった。
藤沢駅には大きな商業施設が集まっているし、少し郊外へ行けば閑静な住宅街が広がるし、もうちょっと郊外へ行けば海や山がある住みやすそうな環境である。
関東に長く住むなら藤沢はアリだなと感じた。(都心まで1時間近くかかるので、あまり都心へ行かない場合がよい)
1時間ほど散歩したらホテルに戻って読書の続きをする。
休日の贅沢感を味わいたくて22時には就寝した。翌日は早く起きて仕事をする。
平日に有休取って知らない街をぶらぶらするのは楽しい。気付いてしまった。またしよう。